コンタクトレンズとして、最も初期に開発されたレンズです。
文字どおり硬いプラスチックでできたコンタクトレンズで、後に述べるソフトコンタクトレンズなどと違って素材に水をほとんど含みません。
現在では、素材の分子間を酸素が通過していくことにより、角膜にも酸素を供給できる「酸素透過性(O2)」のハードコンタクトが主流となっています。
酸素の透過性はソフトコンタクトレンズの3?5倍で、角膜保護のためには優れているといえるでしょう。

ただ、名前のとおりレンズが硬いので、装用時の異物感、ゴロゴロ感はどうしてもあります。太陽を見ると非常にまぶしかったり、慣れるまでには時間のかかる人もいるようです。

レンズの大きさは、直径が8.5ミリ?9.5ミリくらい。黒目(角膜)より少し小さいサイズで、まばたきをするたびにレンズが上下に動きます。
また、ハードコンタクトレンズは、「涙液レンズ」とよばれる現象によって、近視だけでなく、軽度の乱視・遠視も同時に矯正することが可能となっています。


●長所
・酸素の透過性が他のレンズに比べて高いため、長時間の装用が可能。
・乱視や遠視の矯正もできる。
・若いうちから装用する場合、メガネやソフトコンタクトに比べて近視の進み具合が遅い。
・手入れが比較的ラクで、破損が少ない。
・レンズの寿命が長く(1年半?2年くらい)、購入時は高くても結局は経済的。

●短所
・レンズが小さく、乾きやすいために、レンズがずれたり目から落ちたりする可能性がある。
・どうしても、目に入れたときの異物感があり、慣れるまでには日数がかかる。
・スポーツ時の装用には不向き。

前述のハードコンタクトレンズに比べて水分を多く含んでおり、とても柔らかい素材で作られたコンタクトレンズです。
レンズの直径は13?14ミリくらいで、黒目部分(角膜)をすっぽり覆う感じです。スタンダードタイプのほかに薄型タイプやスタンダードの2倍近くの水分を含む高含水タイプなどがあります。

ハードコンタクトのように、装用中瞬きとともに上下に動くようなこともなく、まるでなにもつけていないかのような装用感が特徴です。ただ、ハードコンタクトに比べると酸素の透過性が低く、目の安全からいうと長時間の装用は避けたほうがよさそうです。

最近ではさらに開発が進み、シリコンハイドロゲルという新素材を使ったレンズが登場しています。これは、従来のソフトコンタクトに比べ、酸素の透過性により優れており、これからのソフトコンタクトレンズの主流になっていくだろうといわれています。

●長所
・やわらかい素材で出来ているため、装用時の違和感がほとんなく、つけ始めから自然な装用感が得られる。
・目のなかでズレにくく、外れにくいため、動きの激しいスポーツをする人に適している。

●短所
・酸素の透過性が悪く、長時間の装用には目の安全性に問題あり。
・煮沸消毒など、手入れに時間がかかる。
・コンタクトレンズを装用することによる、かゆみや充血などのアレルギー反応が出やすい。
・レンズが汚れやすい。
・レンズの寿命が短い(1年?1年半くらい)

ソフトコンタクトレンズは、長期間使用していると汚れもつきやすく、目のトラブルの原因にもなります。そこで最近では、レンズに汚れが蓄積されていく前に新しいものに取り替えるという発想の「使い捨て」タイプのレンズが登場しました。前述のソフトコンタクトレンズよりも、現在ではこちらのレンズのほうが一般的に普及しています。

この使い捨てレンズのタイプとしては、
Oneday(ワンデイ)とよばれる1日の使い捨てタイプ、1週間連続装用タイプ、2週間で新しいレンズと交換するタイプの3種類があります。
ワンデイタイプは、毎日新しいものと取り替えるため、レンズのお手入れは必要ありません。ただし、丸1日使用していなくても、一度目から外したら再度使うことはできません。
1週間連続装用タイプは、1週間のあいだレンズを外さずにずっと装用します。眠っているあいだもレンズを外す必要はありません。ただし、ワンデイタイプと同じように、一度目から外せば再使用はできません。このタイプは、目の安全上あまりおすすめできないレンズです。

●長所
・ソフトコンタクトレンズ同様、装用時に異物感がなく自然な装用感が得られる。
・レンズを使用する期間が短いため、汚れが蓄積されにくく目のトラブルを防げる。
・ワンデイタイプや連続装用タイプはレンズのお手入れ不要。

●短所
・レンズが薄いため、破損しやすい。
・短期間で新しいものと取り替えるため、コスト的に他のレンズより割高である。

最近、日本人なのに目が青い人やグレーがかった瞳の人を見かけることはありませんか?芸能人の中にも使用している人を多くみかけるようになりましたね。
これはカラーコンタクトレンズを装用しているから、瞳の色を自由に変えることができるんですね。
カラーコンタクトレンズは、ファッション性を重視したレンズで、度のあるタイプと度なし(プラノレンズ)のタイプがあります。

度のあるタイプは、もちろん、普通のコンタクトレンズと同様、眼科で処方してもらわないといけませんし定期検査も必要ですが、度なしの場合は、医療用具ではありませんので、眼科を受診する必要もなく、手軽にネットなどで購入できます。

カラーの種類は、黒・ブラウン・グレーなどの基本色のほか、ブルー・レッド・グリーン・バイオレットなど個性的な色も揃っています。

しかし、眼科での受診が必要ないからといっても、やはりレンズを直接目に装着して使うわけですから、長期間使用していると汚れもたまり、傷がついたり、古くなって酸素を通しにくくなるなど、トラブルを起こしやすくなります。
また、普段はふつうのコンタクトレンズをしていて、パーティーなどおしゃれをして出かける際にはカラーコンタクトを装用するなど使い分ける方もおられると思います。
その場合、長いあいだ手入れをせずにケースに入れっぱなしにしているカラーコンタクトを装用すると、雑菌が繁殖していてトラブルのもととなる場合もあります。

カラーコンタクトレンズを使用する際は、1日使い捨てのタイプを利用するのがベストでしょう。

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